小児歯科
当院の小児歯科の特徴
お子さまが歯科医院に
慣れていただけるよう、
楽しい雰囲気での治療を
心がけています
大人でも歯科医院に入るときは緊張してしまうものです。ましてお子さまの場合はなおさらで、最近では幼少時の記憶がその後の生活に大きな影響を及ぼすという研究報告もあるように、お子さまに歯科医院という環境に慣れていただくことはとても大切です。
そのため当院では、お子さまの診療をする際には楽しい気持ちで治療を受けることができるよう、にぎやかな雰囲気づくりやキッズスペースのおもちゃの入れ替えなど、さまざまな工夫を凝らしています。また、歯科医院を怖い場所だと思わせないために、乳歯が生え始めるころから定期的にお越しいただき、歯科医院という環境に慣れてもらうことをおすすめしています。いわゆるデンタルトレーニングというものです。
虫歯などが理由で初めて来院するとき、知らない場所で知らない人にいきなり口の中の治療を受ければ、そのときお子さまはどんな感想を持つでしょうか。大人でもあまり好まない場所である歯科に対して、想像している以上の苦痛を感じることは間違いありません。治療嫌いになってしまえば、今後治療の必要が生じた際にも怖いと感じてしまうでしょう。私たちがデンタルトレーニングの取り組みを進めているのは、このような理由によるものです。
虫歯のないうちから定期的にチェックすることで、お子さまの歯を虫歯から守るだけでなく、他人とのコミュニケーションなどさまざまなプラスアルファが生まれます。付き添いのご兄弟の来院も大歓迎ですので、お気軽にお越しください。
お子さまの虫歯を予防するには、
親御さまのご協力が欠かせません
親御さま自身も歯医者を訪れた際、治療の嫌な記憶がある方も多いことかと思います。自分のお子さまにはできるだけ虫歯で嫌な思いをさせたくないとお考えではないでしょうか。
ほとんどのお子さまは6歳になると、第1大臼歯という最初の永久歯が生えてきます。この時期になると乳歯と永久歯が混在するため、お子さま自身のブラッシングだけではどうしても磨き残しが出てしまいます。当院ではこの時期を目安として、生え替わることのない大切な永久歯を守るためにも、親御さまには1日1回はお子さまのお口を見ていただくようお伝えしています。
「ちょっと最近チェックできてないな」というようなときは、歯科医院での定期的なチェックやプロのケアを受けていただき、虫歯予防に努めていただければと思います。わからないことや疑問に思うことがありましたら、お気軽にご相談ください。
当院のおすすめ予防法
8020運動に代表されるように、お口の中の状態を健康に保つ「健口寿命」と、日常生活を制限されることなく過ごすことのできる「健康寿命」との関連性が広く認識されるようになりました。老若男女問わず、歯科医院は歯を治すために通う場所から、歯を守り健康を維持するために通う場所へと変化しています。虫歯や歯周病があるかどうか、ブラッシング指導や歯のクリーニングなど効果的な予防法はいくつかありますが、お子さまの来院の多い当院が特におすすめしたいのがフッ素塗布による虫歯予防です。
フッ素塗布
フッ素というと「昔、理科の授業で習った」ことを思い出す親御さまも多いことでしょう。フッ素を定期的に歯に塗布することで歯が強化され、予防効果を高めることができます。
主なフッ素効果の特徴は次の3つです。
- フッ素が歯のエナメル質に取り込まれることで歯が強化される
- 歯から溶け出したリン酸やカルシウムを取り込みやすくなるため、再石灰化が促進される
- 歯を溶かして穴をつくる虫歯菌の力を弱めてくれる
フッ素塗布は歯が生え始めた時期から受けることができる安全・安心な虫歯予防法と言われています。
お子さまの虫歯になりにくいお口の環境づくりにぜひご利用ください。
ブラッシング指導
「十人十色」といわれますが、お口の中の状態も同じようにそれぞれ違います。ブラッシングのやり方も知らず知らずのうちに性格があらわれ正しく磨けていないために、「きちんと磨いているはずなのに何で虫歯なんかに」ということは珍しくありません。当院では経験豊富な歯科衛生士が中心となって、歯ブラシの選び方や歯並びに適したブラッシング方法、仕上げ磨きの方法などわかりやすく丁寧に指導しています。
シーラント
汚れが溜まりやすい歯の溝は、ブラッシングを丁寧に行ってもなかなか取ることはできません。そこで虫歯菌が繁殖してしまうと虫歯の穴をつくってしまいますので、歯ブラシの毛先が届かない歯の深い溝を事前に塞いでおく予防法があります。それがシーラントです。
歯科用プラスチックであるレジンを使用し、溝を埋めることで虫歯予防につなげます。ただし、シーラントは一度行えばOKというものではなく、徐々にすり減っていきますので、定期的なチェックが欠かせません。